スタッフブログ
- スタッフブログ
-
お膝が伸びない理由② ヒントは魚肉ソーセージです!
突然ですが・・・
あなたの家の冷蔵庫に、魚肉ソーセージってあります?
オレンジ色のフィルムに巻かれていて、食べようとしてもフィルムがなかなか剥けず、イライラするアレです。
あの魚肉ソーセージって、端っこを持って水平にしても、ピーンと真っ直ぐ水平に保てますよね?
ですが、フィルムを外すしてみると・・・!
さっきとは打って変わってダラ~と魚肉ソーセージは、うなだれてしまいます。
なぜでしょう?
これは魚肉ソーセージのフィルムが、魚肉ソーセージを保護し、支えているからなんです。
これと同じ事が、実は人の筋肉にも言えます。
魚肉ソーセージを筋肉だとすると、魚肉ソーセージのフィルムが『筋膜』になります。
『筋膜』は筋肉を包んでいる『膜』のことです。
魚肉ソーセージのフィルムと同じように、筋肉を保護し、支え、しかも筋肉が伸び縮みするのを助けてくれます。
ですが、良いことばかりではありません。
この『膜』が筋肉の働きを邪魔してしまう場合があります。
それは・・・
『筋肉を動かさなかった場合』です。
筋肉の伸び縮みがないと筋肉を包んでいる膜も当然動きません。そうすると、『膜』に含まれている繊維の配列が乱れ始め、隣り合った膜の繊維同士が絡みだします。
これが関節が硬くなる理由の2つ目です。
筋膜に含まれる繊維が絡んで、重なり合った筋肉と筋肉の動き邪魔します。
一番わかりやすい例が骨折です。
骨折するとギプスで固定しますよね?
1か月も固定していると、ギプスで固定した関節は、ギプスを外しても簡単には動きません。リハビリする必要があります。それと同じです。
『膜』は3日も動きがないと繊維の配列が乱れ、からみ始めます。
「同一姿勢をできるだけ続けないように!」とアドバイスさせて頂くのもこういった理由があります。
硬く固まってしまった関節、いわゆる関節拘縮の原因は筋肉の影響よりも、こういった『膜』であることが最近の研究で証明されてきています。
そのため、この『膜』を柔軟に保つと・・・
『膜』が筋肉と筋肉の摩擦を減らしてくれるので、楽に関節を動かせるようになります。もちろん、関節の可動範囲も広がります。
『膜』が柔軟だと、膜自体も伸び縮みするため、筋肉の伸び縮みをサポートしてくれます。
魚肉ソーセージのフィルムのように、筋肉をサポートします。
だから、『膜』が柔軟なことに越したことはありません。
そんな『膜』の繊維をほどいて整え、歪みを取り除く施術を当院でもやっております。
もし、あなたが曲げ伸ばししにくい関節のせいで日常生活にお困りなら、ぜひ、一度当院の施術を受けてみませんか? プロに任せてみませんか?
大阪本院 前田針灸接骨院:裏戸 雅行
追伸:
本日、お伝えさせて頂いた『膜』は、何も筋肉だけを包んでいるわけではありません。骨を包む骨膜、関節を覆う関節包、靭帯や血管、神経もすべて膜に包まれています。だから、『膜』を整えること血流は改善し、手足のシビレも改善に導くことも出来るんですよ。